小脳について
いつもブログを見て頂きありがとうございます♪
本日は小脳について書いていこうと思います。
~図:プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖 第2版より引用~
小脳は脳幹の後方、後頭葉のに下方に位置しています。
小脳が行う運動調節としては主に3つあると言われており…
①姿勢と体の平衡の維持
②様々な負荷に対する筋緊張の動的な調節
③複雑な運動時における種々の筋群の活動の統合
と言われています。
簡単に言うと…
①バランスの調整
②四肢を動かす際の体幹の姿勢調節
③四肢を動かす時の四肢の微調整
とも言えるのではないかと思います。
なので、小脳が障害されると…
・失調(運動がスムーズに行えず、ぎこちなくなってしまうこと)
・めまい、眼振
・企図振戦(体が震えてしまうこと)
・筋緊張異常
など他にも多々ありますが、上記のような症状が生じると言われています。
ここまではセラピストの方であれば、ご存知だと思います♪
上記のことに加え、小脳で重要となってくるのが、
小脳は大きさ(面積)で、脳全体の10%程といわれている…
にも関わらず!!!!!!
ニューロン(神経細胞)では、脳全体の50%程のニューロンを含んでいるそうです!!!!!!!!!!!!
ニューロンの数は大脳皮質は約200億個、
小脳は約800億個といわれています。
な・の・で、運動生成するうえでも小脳は重要になってくるということです!!!!
ここで、前回のブログに内容を戻しますが(前回のブログ↓)…
感覚入力によって「視床→第一次体性感覚野」を上行する経路と「小脳」を上行する経路があり、小脳にも感覚入力の情報がいくことをお伝えしました。
よって感覚入力により、上記に記載したような…
小脳の役割(バランス調整や四肢を動かす際の微調整など)や脳にある膨大なニューロンに影響を与える
ということです♪
なので、上肢に感覚入力したことにより、上肢のパフォーマンスは変化したのではないかと考えられます♪
もう少し小脳について説明したいことがありますので、それは次回お伝えできたらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪