感覚入力後の上肢の変化 の続き
いつもブログを見て頂きありがとうございます。
今回は前回の続きで、感覚入力後の上肢の変化についてお話していきます。
では今回はさっそく感覚入力がどのように脳(中枢神経系)に入力されていくかの上行路のお話をしていきますね♪
感覚は大きく分けて2つ
①意識できる感覚
②意識できない感覚
があると言われています♪
どういうことかと言うと…
①意識できる感覚
⇒視床を経由し、皮質(一次体性感覚野)へ入力
②意識できない感覚
⇒小脳へ入力
する上行路があります。
我々は皮質へ入力されて意識・認識できますので、②は小脳までしか上行しませんので、意識できないということになります。
そして①意識できる感覚②意識できない感覚からさらに…
7つに大別できると言われています。
①外側脊髄視床路:主に温痛覚に関与
②前脊髄視床路:主に粗大な触圧覚、振動覚に関与
③後外側路(後索路):主に識別性の触圧覚、振動覚に関与
④三叉神経視床路:主に顔面、口腔の感覚に関与
⑤後脊髄小脳路:主にTh1~L1レベルの非意識性の感覚に関与
⑥前脊髄小脳路:主にL2以下の非意識性の感覚に関与
⑦副楔状束核小脳路:主に上肢の非意識性の感覚に関与
上記の7つで…
赤字は〇〇視床路なので、視床へ上行する経路であり、意識できる感覚の中身
青字は〇〇小脳路なので、小脳へ上行する経路であり、意識できない感覚の中身
となります♪
で、結局前回のブログからなぜ感覚で上肢に変化がもたらせるのか?
っていうことですが…
上記のように感覚は上行し、主に視床と小脳に上っていくということです♪
つまり、感覚入力という治療において…
視床や小脳に関与することができる
ということです♪
その結果
上肢に変化がもたらすことができたのではないか
と考えています♪
そうなってくると…じゃあ視床と小脳ってなにしてるの?
で、なんで上肢に変化が得られるの?
ってなってきますね♪
そう!!
なので次回は視床と小脳についてまとめていきたいと思います♪